塾長鍼灸師のあたまの中。

ここだけの話。

「テストの点数が悪くて、どうして困るの!?」

中学生の期末が終わり、続々と結果が返ってくる頃かと思います。
親御さんに伺いたいのですが、テストの結果を見て何か言おうとした時、
もしお子さんにこんな質問をされたら、どう答えますか?
 
「テストの点数が悪くて、どうして困るの!?」
 
ちょっと、ドキッとする言葉ではないでしょうか。
 
「口答えせずに勉強ちゃんとしなさい!!」
「大人になってから後悔するわよ!!」
 
昔自分が子どもの頃に大人に言われたような、”逃げ”の台詞を吐く前に、
もう一度、真摯にこの質問に向き合ってほしいのです。
というより、寺子屋の親御さんには、向き合ってもらいたい。
 
学校のテストとは「学校で学習したものの習熟度=どれだけ正確に記憶したか」
を計るものです。
では、学校のテストでいい点を取るということは、
「学校の授業や宿題を通して学習したものをより正確に記憶した」ということになります。
 
つまり、テストでいい点を取ることに価値を置くということは、
学校の授業や宿題を通して学ぶ内容を正確に記憶することに価値がある、と考えているということですね。
 
いかがですか?
ここまで読んで、またご自身の子どもの頃から大人になる今までの人生を振り返ってみて
全く違和感が無ければ、心から子どもに言ってあげてください。
「学校の勉強を正確に覚えることは、人生にとって大きな価値がある。」と。
できれば、ご自身の具体的なエピソードを添えて。
心からそう伝えることができたら、お子さんの態度は確実に変化してきます。
 
一方で、「学校の勉強を正確に覚える事に、価値があるのかどうかわからない…」
そう思ってしまった親御さんもいると思います。
それはそれで、全く問題ありませんし、親としての自信を失う必要もありません。
でも、子どもの前では、本音でいることが何よりも大切だと、僕は考えています。
 
もう一度、テスト結果を見た時にどう感じたかを、できるだけ正確に思い出して下さい。
その想いは本当に「テストで良い点数を取ってほしい」だったのでしょうか?
 
その裏にある親御さんご自身の本当の、本音の想いを自覚し、正直に伝えることができたら…
きっと子どもは子どもで、自分の普段言えない本音を、心を開いて語り出すと思います。
 
その瞬間!その瞬間がとても大切です。
 
善悪で裁くのを一旦やめて、子どもの声に、想いに、全力で耳を傾けてください。
そして、もし親御さんの想いと違う言葉が聞こえても、
「もし、私の考えが間違っていたとしたら?」
と、「私が変わってもいい」というスタンスで聞き切って下さい。
 
より深いコミュニケーションができそうですね。
深いコミュニケーションとは、より強固な信頼関係や愛情関係の上に成り立つコミュニケーションです。
 
場面を想像してみて、いかがですか?
「テストの点数が悪くて、何が困るの?」という質問から、
もし反射的に“大人の対応”をしてしまっていたら、特に、信頼は深まっていなかったでしょう。
そこを一歩踏みとどまって、子どもの疑問に真摯に向き合い、互いに心を開く時間ができたら。
互いの理解と信頼が深まり、素晴らしいと思いませんか?
 
長くなってきましたので、今日はこの辺で。
「なぜ信頼関係は大事なのか」という話はまた追ってお伝えしたいと思います。