塾長鍼灸師のあたまの中。

ここだけの話。

学び方の工夫。

鍼灸専門学生として学びながら、塾長として勉強を教えている。
僕の日常は、学ぶ側と教える側の両側面から「学ぶ、ということはどういうことなのだろう」ということを考えることの連続である。
 
専門学校の勉強は、その道のプロになるための学びである。
プロになるための学びの中には、時に無意味に思える(まだ意味がわからない)事象をただ記憶しなければならない局面もある。
そのような、ある種の理不尽さは、小中高生の勉強に似ている。
学ぶ内容が基礎的であればあるほど、実用からは離れていく。だが、基礎が無ければ、知識を知恵に昇華することはできない。
基礎勉強の味がわかるのは、基礎勉強を怠らなかった者だけだが、基礎勉強を怠らずとも、味がわかり始めるのは様々な人生経験の後なのかもしれない。
この矛盾を解消する状態の一つが「学ぶこと自体を楽しむ」というものである気がしている。
 
さて。専門学校1年生。前期末試験及び実技の小テストを超えるにあたり、どのように学ぶことを心掛けていたのか、まとめる努力をしてみようと思う。
 
学び方の流れ。ポイント。
①日々の予習=教科全体の中で、今日はどういう分野に取り組むのか、その枠組みを自分の頭に組み上げてから授業を聞く。問題を解く。
②テストが近づいてきた時=勉強する内容を、教材を繰り返しパラパラしながら付箋を貼り、「章の区切り」「覚えにくいポイント」「重要なポイント」など、自分なりにその教材をかみ砕いていき、どう勉強をするか戦略を考え、勉強の目処を立てる。ここまででテスト勉強は8割完成。
③考えた戦略を実行する。(下に具体的な戦略のヒントをまとめた)
④常に本番のイメージを大切にする。問題演習を手元に置き、記憶したところから問題を解く。全ての範囲勉強し終わったら、もう一度問題演習をして、分野別の実力の過不足を確認する。
 
勉強の戦略を立てる上でのヒント=教科書・資料集・授業プリントを読み返すなどの方法に加え、単語などとっかかりの作りにくいものの記憶方法を以下の4点でまとめた。
①「ビジュアルイメージ」:スマホアプリを徹底的に検索。安くて質が高く、常に手元に持っていられる教材を獲得する。繰り返し見る。
②「音楽に乗せる」:好きなアーティストの好きなアルバムを用意。その歌詞に覚えたい単語を当て込んで作詞。それを歌い、ボイスレコーダーで録音。繰り返し聞き、歌う。(単語の順番に意味がある場合)
③「自分が納得できる意味付け」:単語全体を眺めながら、自分なりにひっかかるポイント・法則性(頭文字や似た形などの見た目、時系列など)を元に表を作成。自分なりのまとめ(ジャンル分け)を作成することで、とっかかりを作る。(PCでExelを使うのが早い。)そして、自ら作った表でどのような分類をしていたか、繰り返し見る。
④「多角的な勉強」:できれば、一つの教科に対して、①~③など、あらゆる方向から覚えたい内容を見つめると、より意味のある形で記憶を定着させることができる。
 
このくらいのことを意識しながら今回のテスト勉強には取り組んだ。結果としては全教科平均90点を取ることができた。経営者と両立してこの点数を取れたことは、自信につながる経験だった。
まとめてみて見えたことは、結局日々の積み重ね方を工夫することと、常に俯瞰して自分の学んでいる内容の位置づけを確認すること。これで勉強の8割が完成するのだなぁ、と感じた。
 
まとめるにあたり、どのくらいの抽象度でまとめるべきなのかすごく迷った。
結局、学ぶ内容を限定した上で、つまづきやすい具体的なポイントを認知しないと学び方を教えることは難しい、ということなのかな。
学ぶ上でのレバレッジポイントは人それぞれだから、なのかもしれない。
ケーススタディを積んでいく中で、個別に対応していくしかないのかなぁ。
学び方だけを教えるのは案外難しい。次の課題。

入院日記⑩ ペンと一冊のノートさえあれば。

怪我をして、無力で、凹んでいる自分がいる一方で
医療者の卵として、はたまた医療社会学の本を読んでいた学生として
「入院」という体験の中で感じることの密度はかなり高かった。

 

その意味で、今回は本当にいい経験をさせてもらっている。
「転んでもただでは起きない。」ってこーゆーことかなぁとか思いながら。

 

これまでの人生の中で、特に大切にしてきたこと。
それは、考えたこと、感じたことをちゃんと紙に書いて残すこと。

 

入院というボーナスタイム。
これだけ自分の頭の中に向き合う贅沢な時間はなかなか取れない。

 

そして、入院という現象を捉え直してみると、それはすなわち「急激な環境の変化」だ。

 

その中でも冷静で、平常心を保ち、ちゃんと次のことを考えることができるのは、
ペンと一冊のノートがあるから、なのかもしれない。

 

f:id:daiki526:20170806124419j:image


逆に、それさえあれば、どんな状況になっても強く地面を踏みしめて、生きていくことができる。

 

そう確信することさえできた。

入院日記⑨ 看病は必要。

「うん、うん…まぁ大丈夫やと思うよ、来んでも。家から遠いしなぁ。」

 

心配する親をなだめていた入院決定直後。

それでも、手続きのサポートやら、着替えや日用品が必要なことが判明し、結局母親に来てもらうことになった。

 

するとまぁ、なんだろう。
「痒いところに手が届く」というのかな。


看護士さんにはやはり頼みにくいことでも、
本当に気兼ねなく言えて
QOLはグンッとステージアップした感じ。

 

身体を拭いてもらって、着替えて、おやつ食べて、イヤホン取ってもらって、スマホを充電できて、ノートを買ってもらって。

 

「看護士さんもっと何でも頼める雰囲気出しておけよ」とかゆー次元ではないように感じた。

 

看病に来てもらえて、本当によかった。


f:id:daiki526:20170806122535j:image