なんとなく直感的に
「あぁ、実家で迎える、あの平和な日曜日の朝を過ごしたい。」
そう思い始め、居ても立ってもいられなくなって、土曜日の夜中、実家に向けて車を走らせた。
ほとんど日の光だけで、テレビがついてて、具沢山で「こんなに朝から食べれないよ」ってゆーくらいの朝御飯が出てきて、コーヒーがあって、何の利害関係もなく近況報告をできる、
あの平和な日曜日の朝。
日々、無意識に色んな役割を背負って生きている。
僕にとっては唯一、一人で実家に帰った時にしか、全ての役割を一旦下ろすことが出来ないみたいで。
予言通りの朝が来た。来てくれた。
何も考えない時間。誰のことも気にしない時間。
この場所が、この家が、このホームが、この原点があるから、僕は頑張れているんじゃないかなって思う。
最近の仕事の話をした。
僕は変な働き方をしているから、解ってもらえることもあったけど、解りきってもらえた訳でもない。
でも、それでも僕のやっていることを認めてくれている感じが伝わってきて、それが僕の心を安らかにする。
昔話もした。
僕は昔から、課題というものが出たらひたすら早く終わらせて、あとはゲームか、外遊び。
兄や姉からのお下がりのおもちゃを、末っ子として遊び倒し、ひたすら壊していってたらしい。笑
「だいきは昔から忙しい方が頑張れたもんね」
今と変わらない何かを感じてくれているようで、それが僕を安心させてくれる。
昼からは月に一回の振り返りオンラインイベント。
「(良い仲間に恵まれたな…)」と心の中で思いながら、色んなことに精力的に取り組んだ6月の自分と仲間を労う。
「東洋医学の鍼灸師。僕は人を幸せにするために生活や人生全体を俯瞰しそのバランスを見、最少コストで最大効果を出すツボを捉えてそこを衝く。」
「東洋医学の鍼灸師だから、その人に眠る内なる力をトコトン信じて、それを引き出すのが仕事だ」
自分のアイデンティティが固まってきた感触。
こんな素敵な仲間に出逢えたことに感謝しながら。
夜には、家に帰って、嫁さんと今日あったことを話す。話ながら、平日に放置していた、家の気になっていたことを片付けていく。
あぁー、幸せな一日だった。
と思いながら、眠りに落ちた。
これ以上無いってくらい、非常に幸せだったから、なんかもう「これ以上何も望むものはない」という気持ちになって、
翌朝になっても全然仕事へのやる気が出てこなかった。
満たされ切った。
少し迷惑かけて、朝イチでミーティングをした仲間には申し訳無かったのだけれど、
今、焦りはなくて。
「また次に自分のリビドーに突き動かされることが出てきたら、またやる気出して動けるだろう。」
未来の自分を信じて、今はただボーッとしている。