塾長鍼灸師のあたまの中。

ここだけの話。

「ナナメの関係」とは何か

寺子屋をやっている地域では、20代の人が極端に少ない。
それは、中高生にとって由々しい問題である。と考えている。
なぜなら、「自分の5年後10年後、自分はどんな風に生き、何を感じ、どう悩んでいるのだろう。」
というリアルな自分の将来がイメージしにくいからだ。
 
その中で、「寺子屋では、ナナメの関係が大事だなぁ。」と感じてきた。
ナナメの関係とは、「先生や親ではない。かといって、友だちでもない。お兄さんやお姉さんのような存在。」
と定義してきた。
寺子屋では、講師は20代前後。その講師が、子どもに寄り添い(共感)ながら、
勉強を含め、自分がどう考え、何に悩んでいるのかを教えるメンターとしての講師が大事だ、と。
 
そんなことを考えながら、講師と子どもとの関係を観察していたある日、ふとあることに気付く。
「子どもとすぐに仲良くなれる講師はいるけど、それは信頼関係とは違うんだよなぁ…」
「なかなか打ち解けられない講師は、尊敬はされているようだけど、信頼が深まらないなぁ…」
 
あっ、と思った。
 
「信頼とは、共感と尊敬の掛け算である」と。
すなわち「信頼の深さ=共感×尊敬の面積の広さである」と。
 

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信頼関係を深めようとすると、
タテ(尊敬)だけでもいけない。
ヨコ(共感)だけでもいけない。
タテ(尊敬)×ヨコ(共感)=面積を増やす努力をしなければならない。
 
つまり、ナナメの関係とは、
この”信頼面積の最大化”を目指すための言葉だったのだ。
 
子どもたちは、安心できる場所があって初めて、創造性を発揮できる。
信頼面積。人間関係の新しい見方を得ることができた。