冷えから来る腰痛。冷えから来る頭痛。
体調が悪くなり、それを観察する。
体調の回復過程を観察する。
その繰り返しによって僕は、年齢に応じて変化する心身との向き合い方を極めていく。
これはまさに、生涯学習ですね。
生活の全てが学びで、どの瞬間も楽しいわけではないですが、
どの瞬間も、おもしろいのは確かです。
今回発生したのは、10月21日あたり。
それ以前から頭の前の方の片頭痛と首の痛みが気になっていたので、10月19日に専門学校の先輩の鍼を受けて、調子が良かったのも束の間、
「腰痛が少し気になるなぁ…」と思い始めました。
月曜日~水曜日は、腰痛・頭痛に加え、身体がだるくてやる気も出ず、午前中は動けない。
家事もままならず、学校行って仕事するのに精一杯と言う感じ。
だんだん酷くなってきているのを感じて、通っている「神戸東洋医療学院」の附属治療院に駆け込んだのが、25日の夜。
最近の気付きとして、学校の中で2年生から選べる3コース(そして、治療院でも同じコースがあるのだが、)の中で、「中医鍼」という、コースの中では最も東洋医学の哲学を基礎に置いた技術が、一番身体に合っているような気がしていて
昨日の夜も、そのコースを選び、先生に鍼を打ってもらった。
問診・触診・脈診・舌診される。
「足とお腹、背中がかなり冷えてますね。」
「冷えが気になるんで、今日は鍼に加えてお灸もしましょう。」
言われてから触られたら、自分がどれだけ冷えているか、そしてその冷えにどれだけ気付いていなかったか、思い知らされた。
そう言えば、先週から一気に気温冷え込んできてたし、土日は雨に曝されながらの作業もあった。
もしかするとそれにうまく身体がついていかなかったことが、今回の頭痛・首のこり・腰痛・だるさ・やる気の出なさの原因だったのかもしれない。
まぁ、そこに忙しさから来る疲れやストレスなども相まっているのではあろうが。
「台風の時とか、雨の時、体調悪くなりやすいでしょう?」
先生にそう言われた。
びっくりするくらい、思い当たる。
以前から「自分は台風と相性悪いねんなぁ。台風が来る度に寝込んでしまうなぁ。」など、オカルティックに考えていたが、
これも東洋医学の範疇だったとは…!!
身体と心。やる気。季節と天気。環境、姿勢。
あらゆることに原因を考え、そこに合わせた身体づくりをすることができる鍼灸師。
自分は、こんなことができるようになるんか。
そんなことを考えていたら、治療は終わった。
直後は、あんまりすっきりと治った感じはしない。
ただ、ひたすらに腹が減ってきた。
家に帰って、とにかく温かいものを食べた。
そしたら、睡魔が襲ってきて、そのまま8時頃に就寝。
翌朝6時に起床。すると明らかに爽やかな目覚め。
「冷やさないように」とのことだったので、朝から風呂を沸かして入る。
そして今現在。心身ともに、ほぼ完治に近い状態であることを感じている。
感動。やっぱり、ワクワクしかない。
この学校に入れたこと、鍼灸という道を選んだこと、心から良かったと思う。