塾長鍼灸師のあたまの中。

ここだけの話。

入院日記⑩ ペンと一冊のノートさえあれば。

怪我をして、無力で、凹んでいる自分がいる一方で医療者の卵として、はたまた医療社会学の本を読んでいた学生として「入院」という体験の中で感じることの密度はかなり高かった。 その意味で、今回は本当にいい経験をさせてもらっている。「転んでもただでは…

入院日記⑨ 看病は必要。

「うん、うん…まぁ大丈夫やと思うよ、来んでも。家から遠いしなぁ。」 心配する親をなだめていた入院決定直後。 それでも、手続きのサポートやら、着替えや日用品が必要なことが判明し、結局母親に来てもらうことになった。 するとまぁ、なんだろう。「痒い…

入院日記⑧ 強制的無力状態の、要・不要。

何かの本の中で 「病院の持つ機能の一つとして、"社会からの隔絶"がある。」という記述を見たことがあった。 学校のテストや授業を休み、仕事を休み、迷惑をかけてしまった人に連絡をする中で感じるのは 「入院している」というカードの強さ。 「ぎっくり腰…

入院日記⑦ 能力を獲得する喜び

自力で何もできないというのは、不安であった。 起きられない。物が取れない。食べられない。 トイレに行けない。 ここまで来ると「放っておかれると死ぬ」って思うわけで助けを乞うしかなくなる。 そんな中で、やはりどうしてもトイレに行きたくなって「最…

無題

人間が死ぬ。 その時に、生物的に、社会的にどう処理されていくのか。 現場に立ち会った訳ではないが、 現場に立ち会った経験のある人たちの話をききまくって、 実感とともにどうなっていくのかわかった。 生きてる実感がした。

入院日記⑥ ただ、友だちになればいい。

「地域の中で発病する」ということが自分事になって、 確信に変わった想いがある。 それは、「ただ、友だちになればいい。」ということ。 医療者同士も。住民と医療者も。 ただ、医療を提供する以外の場で出会いがあって、 「顔と名前はわかっている」とか …

入院日記⑤ 病院に、町中の若者が集まっている。

協力隊であった3年間、曲がりなりにも篠山市内のいろんな場所、イベント、会合などに参加してきたつもりだし、自分自身もイベントしたり、カフェ出店したり、人と出会う機会を持ってきたつもりだ。 にも関わらず、入院した途端、これまでに出会った40代以下…

入院日記④ 社会性を認められる喜び

同じ質問が繰り返される中で、一人だけいいお兄さんがいた。 「仕事は篠山。住まいは神戸。実家は京都。え、どういうことですか?笑」 こういう質問は、僕にとっては耳馴染みのいいものだ。 「あぁ、いや、神戸にある専門学校に通ってるんですよ。」 「何の…

入院日記③ 何度も同じ手続きを繰り返す。

「名前は?」 「住所は?」 「年齢は?」 「生年月日は?」 「既往歴は?」 「今、お薬飲んでますか?」 「アレルギーは?」 ・・・・・ 名前も役職もわからない、年齢も性別も色んな人から矢継ぎ早に 同じ質問を繰り返される。 何度も、何度も、何度も・・…

入院日記② 先が見えない怖さ

入院するのは、人生で初めてのことだ。 とりあえず、入院後、ベッドにありつくことはできたものの、 この先どうなっていくのか。 どんなことが起こるのか。 どんな手続きが必要なのか。 ケータイの充電もなくなりそう。 誰が担当してくれるかもわからない。 …

「ボクは坊さん。」

「ボクは坊さん。」という映画を見た。 24歳。若くして先代を亡くし、住職になった坊さんの話。経験が少ない中で起こるトラブル。あらゆる人間関係の中で、生きること、死ぬことを問い直し、坊さんとしての器を育てていく話。 そんな話の中で、「檀家さんと…

入院日記① 入院するまで

それは朝から始まった。いや、実を言うと、この時から始まっていたのかもしれない。 daiki526.hatenablog.jp 腰にかすかな違和感。起きた時に「あぁ、これはやっちまったかも。」と思った。 今日は3連休最終日。篠山市内のサービスエリアで、Micro Cafe Sasa…

どうしようもなく八方美人。

僕がなぜ鍼灸師を目指すのか。 それは、人生の変革の瞬間に関わりたいから。 昔から僕は、色んな人に深く共感を覚えてしまう人であって、 「それもわかる」「あなたもわかる」みたいな、八方美人である。 そんな僕は、どうしようもない不条理に晒されている…

幸せにクソ真面目であること。

僕なんかは、実家に帰って、友達を招いて、コーヒーを入れて、「おいしい」って言ってもらえて、何気ない談笑を重ねる。 それだけで幸せだってのを知っているから、また帰りたくなるし、ううん。また頑張れるんですよ。幸せってのは何かを、はっきりと明確に…

7月。

2日 第2期決算報告。数字を整理。 経営は、見た目だけでも、なんとかなっていることがわかり、安心して寝る。 7日 専門学校面談。 クラス委員長になる。 頼るリーダーシップ。 8日 寺子屋初の「地域公開講座」。 独りでオールコーディネート。 内容よし…

生活と仕事と学校のバランス

これまで、それぞれを三原色だとすると、 赤や青、黄の時間が多かった。 だけど、赤や青の時間ばかりだと、24時間じゃ足りないことがわかった。 そうとなれば、それぞれの濃度を濃く短くするか、 緑やオレンジ、紫な時間をつくるしかない。 徐々に3つの円は…

うまくいかない日

その予兆は、前日の夜からある。 身体は疲れているのに夜寝れず、 気分は悪く、 大概それをごまかすために 何か食べたり、 動画を見たり、 SNSはしごしたり。 そういう朝は、スタートが遅く でもタスクは頭から離れず 手は遅いのに頭は早く。 そのギャップに…

大芋まちづくり通信No.71「協力隊を終えて」

2014年から大芋で始まった「地域おこし協力隊制度」。1期生として入ってきた僕は、2017年3月に、任期満了により協力隊を退任しました。 僕はこの3年間の中で「大芋にこういうまちになってほしい」という想いが固まってきました。それは、「挑戦が連鎖するま…

学校のテスト前夜。

こういうタイミングに、溜まっていた仕事をしたり、家の模様替えを始めたり、買い物をして料理に凝ったりするのはなぜなのでしょうね? ところで、僕はここ一週間ほど、Facebookを開いていませんでした。というよりも、開けなかった。 仕事上の滞りはなかっ…

キャパシティを上げていく。

今日のお昼、テレビを見ていると、 小林真央さんを看病する市川海老蔵さんが出てきてた。 「仕事と看病とを両立してすごいですね」的な質問をされた時の回答だった気がする。 「看病を、当たり前のようにしていく。 稽古を、当たり前のようにしていく。 仕事…

お寺とは何をする場所なのか。

京都に育った身からすると、 お寺って身近にあって、 なんかちょっと時間があった時に 「お参りしよか。」の場所やった。 なんかわからんのやけど、 そこで出逢った事にご縁を感じて 挨拶をして、近況報告をして。 「いつもありがとうございます。」って い…

食べない、という癒し。

胃がひっくり返るまで吐いて、 空っぽになるまで下からも出して。 それは、弱い酒を飲んだせいじゃなくて(久しく飲んでない)、多分食中毒気味だったような気がする。 晩飯用に自分で作ったおにぎりの具が、車の中で腐ったのかな。 これはこれで、対策を考…

初めて会った気がしない。

という出会いをコーディネートすることができるらしい。 ある種の「ブランド」があるらしい。 セトブランドと呼ばれたことがある。 合コンには行ったことがない。 絶対につまらないし、嫌いだと思う。 だけど、性別関係なく、「こいつとこいつは 会わせたい…

圧倒的成長と、主体性。

意識高い系なタイトル。18歳の大学1年生みたいやなぁ。 それは、さておき。 大学を卒業し、教育事業を運営しながら、専門学校に通い、学んでいるからこそ思う。 小中高の学生さん。1日中新しい情報を浴び続け、学び続けている。 どんな学生さんでも、日々圧…

未来を変える方法。

それは、今を掴み直すこと。 禅問答じゃないよ。 「今どんな状態にいるのか」がわかった次の瞬間に、その先が見える。 「よくわからないから、怖い。」ってことは、世の中に本当に溢れ返っている。 その霧を晴らしてあげよう。 自分の霧も、他人の霧も。 「…

人を癒せば癒すほど、僕は癒されていく。

人の為に頑張っているわけじゃない。 それが、最高の幸せだから、やっているだけ。 「癒せば癒される体質」を、僕は持っている。 だから、目の前にいる人の幸せを、とりあえず考えてしまうわけでして。 ここを原動力にして、僕の鍼灸も、僕の教育もある。 da…

リービッヒの最少律。ドベネックの桶。

パンツを脱いで寝た時の感覚。 「あ、こっから水がこぼれてたんかいな。」 夜寝る際に、身体を締め付けないことで、こんなにも体力の回復が違うとはね。

僕の身体の悩み。

①首が凝っていて、疲れがたまると寝違えになること。 ←原因の一つとして「リュックが重すぎる」がありそうなことを発見。荷物は減りそうにないので、身体のケアの方法や、荷物の持ち方を再考。 ②腿、腰まわりの筋肉が固まりやすく、疲れがたまるとぎっくり腰…

日記を書くこと。

何がきっかけだったのかな。 大学時代から、日記を始めた。 「手から日々がこぼれていく感覚」 もったいないって思った記憶がある。 「日記を書かなければ、日々がもったいない。」 目まぐるしい日々を過ごす中で「自分がどんな道を辿って生きてきたのか」と…

誕生日を迎えて

25歳になりました。 今年も沢山の方にお祝いいただき、本当に幸せ者だなぁと、感じます。みなさまありがとうございます。 1年の中で、様々な「節目」があります。 元旦。新年度の始まりなど。 その中でも僕の誕生日は、新生活が始まって約2ヶ月が経つ、…

意外な自己の再発見は、癒し。

瀬戸大喜です。 私は、子どもからお年寄りまで癒せる人を目指しています。 こんな言葉が、自分から出てきて、びっくりした。 へぇー、そうなんだ。的な。 そうなのだとしたら、今は子どもにとっての学びと、大人にとっての癒しについては考えてきたつもりだ…

人生とは。

似合わない仕事をする友人を見て。 いや、失礼なのかもしれないが。 ところで、今、電車の中で隣のおっちゃんが 「関白宣言」をフルコーラスで歌っている。 冷たい缶コーヒーを啜りながら。 つまりは、そういうことなのだ。 春の陽気に見舞われて、 何の前触…

変わってもいい。

人生絵本製作の中で、もともと僕の中にあったらしい、 新たに出会った言葉、テーマです。 oekakigiemon.hatenablog.com 引き出してくださった、出口さんへ感謝。 確かに、これまでの人生、どこか「変わってもいい。」と意地を張ってきたように思います。 と…

24歳。学校に入学して思うこと。

入学説明会では、新しい情報のシャワーで、無力だった。 「これが都会かぁ。」なんて思いながら、僕がそれに合わせて自分自身の思考回路や生活や仕事をカスタマイズしようとしかけていた。 ちゃうちゃう。何ビビッてんねん。 事業を回しながら専門学校に通っ…

経絡経穴概論

僕は、昔から肩もみをするのが好きで、得意でした。 みんな、僕の肩もみで「気持ちいいなぁ。」と言ってくれました。 なので、これまでたくさんの人の肩を揉んできました。 その中で、肩を押す感覚から「この人の気持ちいいポイントがわかる」 という能力が…

中医概論

この4月に入学し、これからの学びにワクワクしている1年生です。 さて、毎週木曜日には「中医概論」という授業があります。 その授業の中で、「整体観念」という言葉が出てきました。 僕は、これが東洋医学の中心概念になっているからこそ、 東洋医学を学び…

受験について

受験をどう乗り越えて、第一志望に合格するか。 それは、生徒本人にとっても、親御さんにとっても、はたまた寺子屋にとっても重要な問題です。 しかし寺子屋では、「受験を乗り越える」というのは、あくまでも表面的な問題だと考えています。 受験に向かう過…

ノスタルジーと、チームナックス。

「札幌出身です。」 そう言ってみたかったなぁ。胸を張って。 僕は、札幌出身で、2歳くらいには京都へ来た。 ばあちゃんちがあるので、小さい頃から年に1度くらいは札幌に行く。 大好きな人がたくさんいて、大好きな人が札幌にいると笑顔になるから 僕は、札…

セイカツ。

就職するための活動、じゃないねん。 そもそもなぜ就職するか、ってこと。 それは、今よりも豊かに生きることができる可能性が高い選択肢である、という無意識の選択がその裏には隠れていて、 でも、本来「シューカツ。」以外にも、生きる道の選び方はたくさ…

新たな人生のスタート。

本日は、このようなよき日に、素晴らしい入校式を開催いただき、入学を許可されたことを深く感謝いたします。 私はこれまでの3年間、篠山市という兵庫県の中山間地域にて、地域おこし協力隊として、少子化・高齢化・人口減少・それらに伴う社会的サービスの…

協力隊人生の終了。

これまでの3年間、本当にありがとうございました。 僕の篠山での人生がここで終わるわけではないのだけれど、 大きな区切りであることは確か、です。 たくさんの人に囲まれて、応援されて、批判されて、仲間になって。 協力隊着任直後は、本当にただの学生。…

鍼灸師として、"美容室"を目指している。

病院に行くほどじゃないけど、しんどさを抱えた人って、めちゃくちゃたくさんいると思います。 「これが普通だと思ってるけど、実はもっと(身体的に)楽に生きられる」って人も、めちゃくちゃいると思います。 そういう心身の状態の人って、症状として表れ…

これまでの人生と、今を振り返って。

幸せやなぁ。 何もないけれど。 今があることが。今ここに自分がいることが。 深く満たされてる。 将来について話す中で、僕の未来を案じる人、見切る人、羨む人、色々と反応が違った。 芸人さんやバンドマン含め、多くの表現者、アーティストと同じく、僕の…

人生絵本制作。

先日、「人生絵本」というめちゃくちゃおもろいものを制作している出口さんと出会い、「僕のを作って下さい。」とその場でお願いした。 人生絵本とは、その人のこれまでの歩みを追いながら、その時々での気付きをまとめて一冊の絵本にしたものであり、 また…

僕が協力隊としてやって来たこと。

思えば、水車コンテストとローカルベンチャーは同じ構造である。 ①まずは自分が挑戦を起こして人を巻き込みながら土台をつくり②その道を辿る人が出てくる 水車は、②にいる。ローカルベンチャーについては、恐らく①だろう。 僕が去ってから、僕の3年の真価が…

3.11

僕はこの日、「あ。僕は生かされたんだ。」って直感した。 とてつもない数の人生が終わり、とてつもない数の人生の進路が激変した。 かたや僕は、何のハンデもなく人生を全うできている。 このことが、なんと豊かなことであろうか。 「社会全体のバランスを…

疾病構造の変化と、鍼灸。

日本は、豊かな国だ。 生活環境(衛生面・栄養面など)が今ほどに整備されていなかったころ、病気と言えば、結核を代表に感染症などの「急性疾患」が問題だった。 急性疾患は、激しい症状を伴う。発熱や嘔吐、その他苦しみや痛みのことを症状という。下手を…

症状は病気ではない。

健康じゃない状態になった結果、症状が出ることがある。 症状とはつまり、発熱や痛み、疲れ、下痢などである。 じゃあ「症状を抑える」ということには、どういう意味があるんだろう…? 僕は「症状を抑える」ということに対して、根本的な視点の転換が必要で…

今報われることと、後で報われること。

僕は、深い絶望の淵にいた。 これまで取り組んできたのは何だったのか? お金を生み出さないと意味がないのでは? これまでと同じことをしても、負担が増えるだけ、ということを、 なぜ誰も気付かないんだろう…? 僕が成長しすぎて、地域をとうに追い抜いて…

東洋医学を学ぶにあたって

西洋医学は「目で確認できること」に名前がついている。 対して、中国伝統医学から日本で発展した東洋医学の中には、気とか経絡とか陰陽とか、ちょっとよくわかんない用語がよく出てくる。僕はずっと、「何を指した概念なのか、さっぱりわかんねぇ」と思って…